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- WB HOUSEの仕組み
WB HOUSEとは、自然に湿気や臭い、ホルムアルデヒドなどの化学物質が室内から抜ける
家のつくり方です。家全体が空気清浄器の機能を持っていると思うとわかりやすいですね。
※WB HOUSEは室内換気不要の大臣認定を受けていますが、現行法上、第三種換気設備を設置いたします。
人間は、気管支呼吸と皮膚呼吸をして生きています。
気管支呼吸は空気を体内に取り込み、皮膚呼吸は汗を出すことで老廃物を出し、体温を調節しています。
その人間が住む家なので、家も人と同じように呼吸をしなければ健康な暮らしはできません。
気管支呼吸のように壁の中に空気を通して、皮膚呼吸のように壁から湿気を排出する。この二つの呼吸で室内の有害物質を排出しクリーンな室内環境をつくりだします。
WB HOUSEの家と一般的な住宅に植物を2週間放置して、植物の状況を観察しました。
両者とも機械換気を使用していない密閉された状態です。
通気性と透湿性のある部屋(WB HOUSE)の植物は、花は落ちるものの枯れることはありませんでしたが、ビニールクロスで覆われた部屋(一般的な住宅)では、2週間で根まで枯れてしまいました。
できるだけ電力を使用しないWB HOUSEの仕組み
WB HOUSEは、夏は自然におこる上昇気流を利用して建物内の無駄な熱を排出し、冬は暖房した空気を逃さないよう開閉部を閉じることで、冷暖房に使う電力をできるだけ減らせるよう工夫されております。
また、夏と冬の切替を行う際に必要となる換気口の開閉も電力を使用しないよう、熱感知式形状記憶合金を採用。自然の温度を感知して自動的に開閉できる仕組みは、これからの節電対策として重要な仕組みです。
※熱感知式形状記憶合金とは・・・チタンとニッケルを合わせた合金で、耐久性に優れており、錆びることがないためどの地域でも安心してご利用いただけます。
断熱性能が同じ2棟の建物を使用して、エアコンの省エネ効果を実験したデータです。
写真の左側が室内壁の仕上げ材に透湿性クロスを使用したWB HOUSE。
右側が室内壁の仕上材にビニールクロス使用した一般住宅。
一方の室内で大人一人が生活していると仮定し、その際にエアコンを使用した場合の効率を実験しました。
通気透湿仕様の建物では、壁が湿気を逃しているため室内の湿度が低く抑えられ、
冷房潜熱負荷の50%近くが削減されるため、冷房の負荷も15%近く削減されることが認められました。
高温多湿の日本の気候風土で夏場快適に過ごすためには、土壁のように湿気を吸ったり吐いたり、
外に逃したりしてくれる機能が大切だということがこの実験からわかります。
「家のつくりようは、夏を旨とすべし。冬は、いかなるところにも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難きことなり」これは、徒然草の一節です。
夏過ごしやすい家とは、風通しがよい家のことを言います。
WB HOUSEは、この「風通し」を「通気」というかたちで住まいに取り入れました。また、「冬は、いかなるところにも住まる」とありますが、現代人はそういうわけにいきません。冬の極端な寒さは、血管疾患を招き命に関わることもあります。冬の暖かさを保つためには、「断熱」が不可欠です。
WB HOUSEでは充分な断熱性を確保しております。
本来、通気と断熱は相反する状態となり両立することは大変難しいとされてきました。しかし、WB HOUSEはこの通気と断熱を両立し、夏冬快適な環境をつくりだします。